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なぜ人は子供を可愛いと思うのか?保育士が考える理由4選

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保育士の仕事

こんにちは。

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

今回のテーマは【なぜ人は子供を可愛いと思うのか?保育士が考える理由4選】です。

子供は可愛い。

世界共通の認識として、そう思われている存在。

可愛いは正義です。

無敵です。

「私、子供って好きじゃないな😑」

なんて言おうものなら、人でなしかのような目で見られ。

特に女性は“母性溢れてなきゃ女じゃない”みたいな。

とは言うものの、世間では一般的に可愛いとされている子供という存在。

そこで今回は、なぜ人は子供を可愛いと思うのか?という理由を考えてみました。

まず可愛いと思う理由その①【丸いから】

そう。

人は丸いものを見た時に本能的に親しみが沸くんですね。

丸い=可愛い=守ってあげたい

特に非力な赤ちゃんや子供は、周りに頼らないと死んでしまうため、丸々しています。

目も鼻も顔も、体までプニプニして。

とにかくパーツが丸いんです。

みんなに育ててもらうため。

みんなが思わず手を差し伸べたくなるような。

そんなプログラミングをされてこの世に産まれてくるんですね。

赤ちゃんの時から、ある程度大きくなるまでの子供時代までは。

自然の摂理って偉大です。

同様に子猫や子犬も、クリクリの目をウルウルさせて、見ているだけで

「可愛い♥」

「お世話させて♥」

「私がやってあげるよ♥」

…と、人を自発的に動かす力を持っている。

人は本能的に「丸いものに親しみを持つ」ことの応用編として、子供が大好きなアンパンマンや機関車トーマスの顔。

(←余談ですが、アンパンマンと昔のトーマスの声優は、どちらも戸田恵子さんだってご存知でしたか??😯)

そうそう、夢の国のミッキーマウスも丸3つですね。

赤ちゃんがどこに意識的に視線を向けているのかを調べる実験では、どの子も丸いものに目線を向けていたという結果から、小さい子が丸いキャラクターに夢中になるのも、納得です。

自発的に「私はこれ好き!」と、選んでいたキャラクターあれこれも、選んでいるように見えて、実は本能的に選ばされていたんですね🤔

そんな「本能として丸いもの好き」をインプットされて生まれてきた人間は、丸くて可愛い子供も大好きです。

可愛いと思う理由その②【生きるエネルギーに溢れているから】

これは特に高齢者のおばあ様方が、よく目を細めて子供を愛おしそうに見つめるアレですね。

私、昔はこれがよく分からなかったんです。

「どうしておばあ様は、みんな小さい子が好きなんだろう……?🤔」って。

でもアラフォーになってきた今なら、その理由が分かるんです。

…分かってしまうんです(涙)

生きるエネルギーに溢れてるって、それだけで無条件に惹きつけられる存在なんです。

自分が若い頃は、自分がエネルギーの塊だから、エネルギーの塊になんて興味ないんですよ。

自分が当たり前に持ってるものになんて、なんの興味もない。

髪がサラサラなのも、肌がツルツルなのも。

代謝がいいから、痩せてるのも当たり前。

私も、子供の頃から「可愛い可愛い」と言われて育ってきた方だと思います。

とはいえ周りに褒められても何も感じない。

「当たり前なこと言わないでよ」

ぐらいにしか思ってませんでした。

はい。

子供に全く興味がなかった妙齢な頃の私ですね。

冒頭の「子供別に好きじゃない」発言の主は私でした。

でも今は…。

保育園で子供達を見ていると、髪がサラサラで、肌がプニプニすべすべで、ほっぺがプクッと丸い横顔をそれとはなく眺めていると…。

「可愛い〜っ!!😍」

って思うんです。

もう無条件に。

「何この可愛い生物は〜!💕」みたいな。

自分の子供が小さかった頃に重ねて、バタバタだった子育てを振り返り、「もうちょっと可愛い可愛い💕って余裕を持って育てたかったな」なんて反省してみたり。

おばあ様方が、小さい子供達に優しく微笑むのも納得です。

やっぱり徐々に失われてきた自分の若さとは裏腹に、生命のエネルギーに溢れた存在を見ると、それだけで可愛い!!と感じ、惹きつけられるんです。

やっぱり子供って可愛いんです。

「私が子供に興味を持つことは、生涯ないだろう」

「自分に子供が生まれても、可愛いと思えなかったらどうしよう」

と本気で考えていた、結婚前の私を殴りたいですね。

では次に可愛いと思う理由③です。

これは、“子供を産んだ人限定“”となる理由ではありますが。

それは【子供時代に、一生分の可愛さを親にプレゼントするから】

そう。

何を隠そう、子供って可愛いだけじゃなくもちろん手も掛かります。

お金も掛かります。

大きく育てるまで時間も掛かります。

しんどいことも沢山訪れます。

じゃあどうして、それでも子供を産んで育てるのか?

それは、やっぱり「子供って可愛い」と親が感じているから。

この「無条件に可愛い」というもので、子供が親にお世話になる対価の一括前払いをしてるんじゃないかな??って思ってます。

特によく男の子ママが「男の子って可愛いわ〜😍💕」って言っているのを聞きます。

女の子ママの私としては、「あれってどうしてなのかな??」「女の子だって可愛いのに」ってずっと思ってたんです。

そしたらある時、男の子と女の子の両方お持ちのママさんが、私に言ったんです。

「男の子は大きくなったら、女の子よりお母さんのもとから離れていくから…。その分小さい時は、女の子より特別に可愛いのよ」

って。

まだ自分の子供が小さかった頃の、新米ママだった私には、衝撃的な言葉でした。

つまり、平等であると。

女の子は、大きくなっても母親とも近い関係でいられる。

でも男の子は、大きくなったら母親には寄り付かない。

結婚したらなおのこと。

その分小さい頃は、男の子はママの小さい恋人のように可愛くて。

男の子が大きくなって親の元を離れても、もう子供の頃に一生分親を幸せにしてるんですね。

そう思ったら、「男の子って可愛い!💕」って言うママ達の意見も納得です。

本当に可愛いのレベルが半端ないんだろう、と。

女の子ママには分からない「可愛い」という感覚なんだろう、と。

では最後に可愛いと思う理由④です。

それは【弱い存在だから】です。

理由①とも重なる部分ではありますが、結局人は、お世話をしてもらうために、可愛く生まれてくるんです。

その最たるものがハーフという存在。

ハーフって基本美男美女が多いですよね。

「ハーフって何かいいよね」

「たいてい可愛く生まれてくるから、生まれた時から顔面が勝ち組じゃん」

「ハーフという看板ブランドを背負って生きていける」

そんなイメージ。

では、どうしてハーフは大抵可愛いのか。

ハーフはやはり遺伝子的には弱い存在らしく。

やっぱり健康にすくすく育っていくには

「日本人✕日本人=日本人」

みたいな生粋の日本人にはない弱さが生存リスクとしてあるようなのです。

人間ってほんとにすごいな、と思うんですが。

やっぱりバランスを取るように、遺伝的に可愛く生まれてくるようなのです。

実際私が子供の頃、親元を離れて子供達だけ大勢でキャンプに行ったことがあったのですが。

そこではお世話をする大人の先生達が数人ついていて。

そこに一人だけ、ハーフの可愛く女の子がいたんです。

小学生だった私は、「ハーフか。可愛い子だな」くらいにしか思っていなくて。

そしたら、そこにいた大人の先生達が、みーんなそのハーフの子のお世話をし始めたんです。

当時小学生だった私には、衝撃的な出来事でした。

(↑30年以上経っても、未だに根に持つしぶとさ…😂)

可愛いって正義だなぁ…と小学生にして、悟りました(笑)

でも今なら、その時ジェラシーを感じた自分を、少しだけヨシヨシしてあげられる。

私も大人になりました。

色々な事が、少しづつ分かるようになりました。

★★★★★

ということで、今回は、なぜ人は子供を可愛いと思うのかを私なりに考えてみました。

保育士になったからこそ、子供について沢山勉強して分かったこと。

子育てをしたからこそ分かったこと。

やっぱり子供って可愛いんです。

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