こんにちは😊
独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。
今回のテーマは【保育園実践:子供が本を読むようになる工夫3選】です。
「子供には本を読んでほしい〜!」
なんて思いながら、自分はついスマホをいじっているのが親というもの(私もそうです)
まず子供に何かをさせたいと思った時、
「大人が子供の環境設定をすることが大切」だと、保育士試験を勉強する中で何度も何度も出てきました。
実際に資格取得後、保育園で勤務してみると「子供が本を読みたくなる工夫」が色々となされているんですよね。
ではまず保育園での工夫①
「静と動」の動きを子供の活動スケジュールに組み込む
もうこれが散々保育士資格勉強で学んだ「環境設定」の8割りを占めているのではないか?と思うくらいです。
保育園では雨の日ではない限り、暑くても寒くても外に出て、その時々の季節を存分に感じる外遊びやお散歩をします。
大人はそんなこと感じないかもしれませんが、小さな子供は、外の風を体に感じるだけでもかなり体力を消耗するんです。
すると、外遊びやお散歩が終わってお部屋に戻ってくると、本能的に
「ちょっと体を休めたい…」
「部屋で休憩したい…」
って体で感じるんですね。
大人のように、自分の1日の総活動エネルギー(HP)を調整しながら行動しない子供達。
頭で考えるより
「今は遊びたい!」「今は休みたい!」
という体の要求のままに動くんです。
そしてそんな時に保育園での工夫②
手に取りやすいディスプレイ
休憩したい子供達のすぐそばに
パッと手に取りやすい本棚の位置に、
「どうぞ手に取ってみて」
と、さり気なく絵本を置いておく。
大人はあくまでも環境を整えるだけ。
「さぁ!次は絵本を読む時間だよ〜!」
なんて絶対に言いません。
水筒のお茶でも飲んで、ふぅ…と一息ついた子供達は、自ら
「先生!絵本読んでいい〜?」
って聞いてきます。
内心
「ほら来た!(笑)」
と思っても、顔には出しません。
あくまでも「子供が自分で提案した事を、私は受け止めただけですけど?」
みたいな態度で「いいよ☆」と言うだけ。
そしてトドメの工夫③
定期的に新刊(本)を入れて、リニューアル感を演出
本棚にはそこそこの冊数の本があるものの。
毎日毎日絵本を読んでいる子供達。
絵も文字も丸暗記してる子も出てきます。
そんな時は定期的に本の在庫を入れ替え(笑)
「新しい本だよ〜!」
と本棚のリニューアルをアピールすると、目をキラキラさせて喜んでくれます。
もう奪い合いになるくらいに。
「次貸して!」
「読み終わったら僕ね!」
すぐに自分のもとに絵本が回ってこない(=待たされるという行為)により、「早く絵本が読みたい!」という感情が強まるんですよね。
ビジネス商法の世界でも、
「ハングリー商法」と言って
意図的に供給量を抑えることにより
「飢餓感」を出すマーケティング手法があるみたいですね。
「本を読んだら世界が広がるよ」
「勉強にもなるよ」
「知識は大事だよ」
なんて正論を言ったところで子供には伝わりません。
だからこそ、人間の本能に訴えかける工夫が必要なわけです。
大人が子供の環境を整える。
保育士資格勉強、ほんとに学びが沢山あります。