こんにちは😊
独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。
今回のテーマは【現役保育士が見る:子供のヒエラルキー】です。
ヒエラルキー。
日本語においては「階層」や「階級制」と言われる、この恐ろしい言葉。
日々保育園にて子供達を眺めておりますと。
子供の世界にも、はっきりとソレは存在すると実感するわけで。
むしろ大人のように取り繕ったりしない分、よりクリアに見える👀とも言える。
「まだ生まれて数年しか経っていないのに?」
「もう人間としての差がついている??」
「今の階層が、このままずっと定着するのか?」
そんなことを思いつつ。
学歴はもちろん地位や名誉すら、まだ何をも持たない子供達。
にも関わらず。
確実にそこに存在するヒエラルキー。
では、子供達をそれぞれの階級に振り分けているものは、一体何なのか??
1つ確実に言えるのは、それぞれの【発達の早さ】によるものでしょう。
「自分に自信を持ちやすい4月生まれは、プロアスリートが多い」
とはよく言いますが。
特に未就学児は、4月生まれ〜3月生まれまでの1年の差がすごく大きいです。
そのため4月生まれはどうしたって「体の成長も早く、精神的な発達のアドバンテージも大きい」という現実があり。
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そのまま「自分はできる!」と本人の自信にも繋がり、相手とも物怖じせずに堂々とコミュニケーションが取れる。
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そこから必然的にリーダー的な立場になりがち。
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周囲も「この子には口喧嘩しても勝てない」と悟るや「私はあなたに従います」という態度を見せ、その子をリーダーと認める。
…このような流れが多いように思うのです。
そしてもう1つは、【持って生まれた気質の違い】
です。
①そもそも「人を従わせたい」タイプの子
②「何をするにせよ、出されたアイディア通りに遊ぶ」ことが好きな子
③人とコミュニケーションを取って遊ぶよりも「マイペースに遊びたい」子
気質を大きく分けると、この3タイプに分かれるように思うのです。
「ヒエラルキー」というと、会社組織ではこのように
社長を頂点としたピラミッド構造になっていますが。
保育園での小さな社会組織でも同じことが起きているのです。
皆をまとめ上げる一部の子供と、それに従う大勢の子供達。
でもこれって、ある程度の人数が同じ組織で行動する場合、やはり理にかなっているのです。
全員がリーダーだったら「船頭多くして船山に登る」ように、方向性すらまとまらない。
逆に、リーダーシップの取れる人間が不在では、これまた組織を動かすことはできない。
子供達はみな、生まれながらにして役割を持って生まれているのだなぁと、改めて感じるのです。
リスクを恐れず行動する子供は、将来「世の中を前に進める」という役割を持って生まれたのかもしれない。
慎重で心配性で、マイペースに行動する子供は、「そこに留まり確実に人類を繁栄させる(滅びるリスクの分散)」ことに貢献しているのかもしれない。
そう。
【色んなタイプの子供がいる】
ということは、将来の人類のさらなる繁栄のためのリスク分散なのだと思う。
色んなタイプの人間がいるから、人類はここまで長い間発展を続けてきたのだ。
そう思って保育園の子供達を見てみると。
相手に自分を偽ることなく「本来の姿のまま」そこに存在していることを、物凄く愛おしく思うのです💕😊💕