こんにちは😊
独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。
今回のテーマは【“保育士”が女の子の将来の夢として、長年君臨する理由】です。
さて、第一生命保険(株)が毎年全国の幼児・児童を対象に行っている
「おとなになったらなりたいもの」
というアンケートをご存知でしょうか?
1989年から毎年調査を行い、2021年で32回目を迎えたそうです。
そこそこ長い間、統計を取り続けていることが分かりますね。
これを見れば、
「そこから見えてくる何か」がありそうです🤔
よく
「保育士は女の子の将来の夢として、必ずランキングトップに入ってくる」
とは聞きますが、はたして実際にそうなのか…?
私、実際に上記のアンケート結果が掲載してあるサイトに飛んでみました。
「保育士が将来の夢ってさぁ…」
「それ、30年以上前のイメージでしょ??」
「どうせ今どきは、“ユーチューバー”とかがトップなんでしょ?」
と、思いながら。
しかし、予想に反して
ほぼほぼ毎年、女の子のなりたい職業で必ずトップ3には「保育士・幼稚園の先生」が食い込んでいるではないですか!!(笑)
30年以上もの間、ずーっとずーっと人気😲✨
あまたある職業の中、変わらない不動のトップ。
もうそろそろ、「保育士・幼稚園の先生」は、殿堂入りさせてもいいかもしれません。
ではなぜ、30年以上もの長い間…
いや、これはあくまでも統計上の話なので、実際にはもっともっと長い間、保育士は「女の子のなりたいもの」として、不動の人気なのか?🤔
理由は大きく分けて4つあるかな、と思っています。
①自分が兄弟・姉妹のお世話をした経験から、楽しさを知ったから
②家族以外の大人で、知ってるのが保育士・幼稚園の先生だから
③そもそも知っている仕事の範囲が狭いから
④女の子の“お世話したい”という本能によるもの
人間、やっぱり「知ってるもの、やったことあるもの」に対して興味が湧くのは当たり前。
「大人になったら何になりたいの?」
なんて聞かれても。
そもそも世の中にどんな仕事があるのかなんて、たかだか数年しか生きていない子供には分からない。
①〜③については、このような理由かと。
そして、特筆すべきは④の理由。
女の子の“お世話したい”という本能。
ここは、①〜③の理由とは違い、女の子ならではの理由によるかな、と。
結局女の子って、人のお世話をするということが、本能の特性としてインプットされて生まれてくる。
・小さい頃は忙しくて手が回らないママに代わって、下の子達の面倒を見て。
・自分が母親になれば、子供のお世話をする。
・子供が病気になれば、看病するのも母親。
・そして、子育てが一段落したら、今度は高齢になった自分の両親と、夫の両親の面倒を見る。
私はフェミニスト(男女同権主義者)ではないので、「だから女は不利だ」なんて言うつもりは毛頭ないですが。
男の人が外で獲物を獲得してくるのと違い、
女の人って、こうやって人のお世話をしていくことで、人類を繁栄させてきたのも事実。
昔「初耳学」というテレビ番組で、林修先生が
「やりたいことや、好き嫌いは偶然である。一方、できることは必然である」
という主旨の発言をされていたんです。
「私はこれがやりたい」と思うことがあっても、結局それは周りの環境や、情報といった外部の要因に寄るものに過ぎないのだと。
今まで生きてきた中で、たまたま出会って体験したもの。
または情報を得る中で、欲望を刺激されて「好きだ」と勘違いしているもの。
それらを、さも
「沢山の中から、自分で見つけたもの」
かのように、人は勘違いしてしまう。
保育士が、毎年人気の職業である理由①〜③については、こっちかな、と。
やっぱり
・知ってるもの
・やったことあるもの
・保育士=優しいという情報によるもの
・そもそも知っている仕事の情報が少ない
などの原因が「好き≒なりたいもの」の正体かと。
一方、自分が得意なこと、向いていることは、周りの環境や情報といった外部の要因には影響されません。
もうこの世に「オギャー」と生まれ瞬間から、ある程度本人の特性って備わっていると思うんです。
よく
「将来の夢がありません」
「何がしたいのか、分かりません」
という言葉も聞かれますが。
少なくとも、仕事に関しては
「やりたいもの探すのではなく、もうあなたの中に適したものがあるのだ」と。
林先生はそうやって、好きでもない予備校講師という仕事を、「人にものを教えることに適性がある」という理由から続けているそうです。
話は戻りまして、前述のランキングについて。
1989年から遡って、トップ10の職業を見ていくと、大体が
・ケーキ屋さんなどの食べ物屋
・保育士幼稚園の先生
・看護師
が上位を独占しています。
つまり、やっぱり女の子は
・人のお世話をすること
・人に料理を作ること
が、長い長い人類の歴史の中で、本能の特性(得意分野)として、生まれつき備わっているのではないかと。
そう思ってしまう訳です。
時代は代わって、テクノロジーは発達し、グローバル化に伴って、社会の変化のスピードが加速している今。
米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が、2011年8月のニューヨークタイムズ紙インタビューで語った言葉で、
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
というものがあります。
ということは、この日本の生命保険会社が行っているランキングにも、当然影響が出てくる可能性が高い。
とはいえ、人間はやはり助け合って、誰がが誰かのお世話をして、獲物を捕まえて、お腹を満たすために食べていかなきゃいけない。
それは、時代が変わろうとも、決して変わらないのでしょう。
★★★★★
ということで、今回は「“保育士”が女の子の将来の夢として、長年君臨する理由」についてでした。
やっぱり、
保育士は女の人の特性を活かせる仕事の1つなんだと思うのです。
※もちろん、例外は何にでもあります。
前述した予備校講師の林先生、
仕事が好きではないにも関わらず
「講師になってからの30年間、うまく行かなかったとか、悩んだことは1つもない」
そうです。
つまり「好き・嫌い」で選んだ仕事は、
「やっぱり自分には合わなかった」
という理由で、上手くいかないことは多々あれど。
自分の特性で選んだ仕事は、上手く行かなくて悩むことは少ない。
人は、何かしらの得意分野を持って生まれてくる。
それは、人類があらゆるリスクに備えるために、神様がそれぞれに授けた武器のようなものだと思う。
あなたの得意は何ですか?