こんにちは😊
独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。
今回のテーマは【保育士は、子供の家庭環境が分かるのか??】です。
結論から言うと(保育士によると思いますが)
ぶっちゃけ体感としては
「皆さんが思っているよりかは、だいぶ分かる(笑)😏」
というのが本音です。
というか、これは
“結婚して家庭を実際に守っている主婦だからこそ、余計に分かる”
というのが大きいかもしれません。
なんでそう言えるのかって??
だって、主婦って周りの人の持ち物や、身だしなみ、ファッションセンス、言葉遣いや思考パターンなど、めちゃくちゃ見ませんか??
そうですよね。
無意識に自分と比べちゃったりして。
「この人の生活レベルはこのくらいかな…」
「細かいとこまで良いもの揃えてる。ちゃんとした家庭の人だ」
とか。
もう10年以上主婦をやってると、悲しいかなだいたい分かってしまうんですよ。
当然、そんな主婦に育てられている子供を見れば、親を見なくとも何となく分かります。
「きっとこの子は、家でこんな風に育てられているんだろうな」と。
※先に断っておきますが、今回のテーマは、別に誰かの何かを祭り上げて、ディスりたい訳ではなく…💦
あくまでも「保育園のリアル」として知っていただければと思います😚
まずは持ってくる毎日の持ち物から。
ハンドタオル1枚取っても、全然違います。
ふかふかで厚手な、東急デパートで売ってそうな
「今治タオルかしら?」
みたいなものを複数持たせている家庭。
ダ○ソーなどの百均で見たことある柄のもの。
柔軟剤を使用していないと思われる、ガビガビなタオルで記名なしのもの。
もちろん子供達は、自分と他人のタオルなんて比べません。
保護者も部屋の中に入らないため、よその家庭のタオルまで見ません。
でも、保育士はめっちゃ見てます。
タオルだけではなく、毎日持ってくる着替えの洋服も。
「恐竜が大好き!」といつも言っている子供のため、いつも恐竜柄の靴下やカットソーを持たせているお母さん。
子供にちゃんと関心があるんだな、ちゃんと愛されてるんだな、ってほっこりします。
かたや、持ってくる着替えの服が全部裏返しで、裏返しのまま畳んだものを持ってくる人も…。
本来洋服に記名をするはずのタグには、お兄ちゃん・お姉ちゃんの名前のままだったり。(もしくはいただきものの他人の名前のまま)
きっと家の中のタンスもこんな感じなのだろう…と邪推してしまいます(笑)
そして、次に子供の身だしなみ。
まず、ヘアカットは誰がしてるのか?
富裕層の住む高級デパートには、車などの乗り物が椅子になっている“子供専用美容院”もありますが。
私の勤務する保育園に通っている子供達は、そこまでではないでしょうが、まず美容院に行ってる子と、ママ・パパのカットの子がいます。
「○○ちゃん、髪切ったんだね〜!」
「誰に切ってもらったの?」
「ママだよ〜😚♪」
みたいな。
そして、毎日のヘアセット。
朝が早い保育園児であるにも関わらず、ヘアピンやヘアゴムを使って、可愛くヘアセットしている子供がいる一方で。
男の子の寝癖のまま登園は当たり前で、女の子でもロングヘアを結ばずボサボサの子も、同じく当たり前にいます😆
ヘアゴムだけを手に持って、長い髪を揺らしながら
「先生お団子にして〜💦」と言ってくる子も。
“お母さんバタバタしてて、時間なかったんだろうなぁ…”
と思いながら、髪の毛を結ぶことも。
(自分の子供にやってあげてた頃を思い出して、結構楽しい😁💕)
そして、その子の家庭環境を見る判断材料として、思考パターンや、ものの言い方なんかもあるかなぁと思います。
本人の持って生まれた気質なんかも、もちろんあると思いますが。
いつも穏やかに、決して「ギャーギャー」騒がず、心が落ち着いている子。
家庭でも、落ち着いた時の流れの中で過ごしているのだろう…と想像してます。
なんというか、家庭から持ってきた“見えない雰囲気をまとっている”のが、その子のオーラとして見えるんですよね。
一方で「アメリカのスイーツですか!?😖💦」というくらい、あまあまに育てられているであろう子も。
保育士に食べさせてもらわないと、食べられない。
お友達と仲良くおもちゃのやり取りができず、いつも自分の事だけ主張する。
など。
(↑※コレは、本来ならそういったことができる年齢の子に限りますが)
こういった場面でも、
「きっと家では食べさせてもらってるんだろう…」
「家庭では、我慢する経験や、ゆずる経験をあまりしてないのかな…??」
と感じる事があります。
家庭の教育方針なので、その家庭ごとに考えがあるのだろう…と、深入りはしないですが。
そして、最後に連絡帳の食事内容の記載コメントです。
0〜2歳は連絡帳に、前日の夕食と、当日の朝食の内容を記載する欄があるんです。
それを見てると、だいたいわかりますね。
朝から手のこんだ、栄養バランスの取れたものを食べてる子。
朝食がパンと牛乳だけの子。
「忙しくて、今日は食べないで来ました」と、朝の受け入れの時に伝えてくるお母さんもいます。
中には、登園の時にまだモグモグして何か食べてる子も😂(笑)
ほんとに様々です。
夕食も、家庭の主婦としては
「どんなものを夕食に作ってるか」を見ると、家庭環境がだいたい分かります。
(今日もカレーかぁ🤔とかね)
↑この辺の食事内容なんかは、若い常勤の先生より、非常勤のパート保育士の方が
シビアに見てると思います👀(笑)
★★★★★
ということで、今回は【保育士は、子供の家庭環境が分かるのか??】というテーマでした。
最後に1番大切なことを。
そもそも、なぜ積極的に家庭環境を知る手がかりを見てるのか??
「えぇ。ただの興味本位ですぅ〜☺♪♪」
………ではないんですよ(笑)
保育をする上で、こういった情報ってすごく大切だなぁと思うんです。
「子供によって、接し方を変える」
って、ネガティブなイメージが強いですが。
やっぱり「誰に対しても一律な保育」をすればいい訳でもないんです。
家庭環境により、淋しがってる子には、あえて甘えさせてあげる。
自分でできるのに、ワガママを言ってくる子には身辺自立を促す声掛けをする。
などなど。
家庭と保育園で、一体となってやっていかないといけない場面も多々あると思うんです。
私の子供は幼稚園に通っていたので、比較的朝はゆっくりめで、優雅に出発準備とかしてましたが。
保育園に通わせてる家庭は、基本的に皆さんこれから出勤で、しかも朝が早い。
正直、いろんな家庭の子がいるのは「しょうがないよなぁ…」と思います。
むしろ、子供が小さいのに子育てしながら、自分も働いて…。
世のお母さん達めっちゃ頑張ってますね。
って思ってます。
子供の頃には、完全に分からなかった世界です。
大切なのは、自分の価値観に合わない家庭環境の子を「違う」と切り捨てるのではなく、ありのままをまず受け入れる。
博愛精神が求められますね(笑)
それができないと、福祉の分野で働くのは難しい。
アラフォーになり、最近そんなことを感じています。