こんにちは😊
独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。
今回のテーマは【御三家中学合格:それでもほんとに中学受験は必要?】です。
数年前、我が家は娘の中学受験というものを経験しました。
そしてありがたいことに、御三家中学と呼ばれる学校の1つから合格をいただくことができました🌸
親子共々、この【合格】という二文字のためにどれだけ努力をしたでしょう…(涙)
合格が分かった瞬間は、舞い上がり過ぎて今までの苦労は全て吹き飛んだのですが…
同時に、一瞬こうも思ったのです。
塾代3年分でざっと300万はかかったな〜…
↑※受かった瞬間こういう事考えるなんぞ、ケチくさい本性がバレますな🙄
【御三家中学入学チケット=300万】
と考えると、これはコスパがいいのか?悪いのか?
先日ニューズピックスというYou Tubeチャンネルを見ていたら
「中学受験の是非」について、脳科学者の茂木健一郎さんが「アンチ中学受験👊」の立場として持論を展開していました。
その理由を簡単に説明すると
今の世に合わない「記憶中心の勉強」自体がオワコン。
そんなことに貴重な時間やお金をかけるのはもったいない!
とのこと。
確かにごもっともな意見です。
しかし、それでも我が家が3年間・合計300万を課金してでも欲しかったもの。
それは環境です。
保険業界と同じ、中学受験塾も「不安あおり産業」であることは重々わかってます😭
「地元の公立中学は荒れてるらしいですよ?」
「高校から入れる私立の学校は減ってきてるんです」
「中高一貫校に行って先取り授業をしないと大学受験で不利ですよ」
など、親を不安にさせる言葉に踊らされる愚かな親…😏😏
と思う人もいるかもしれません。
それでも、娘には大金を払ってでも環境を整えてあげたかったんです。
先生・友達・勉強・行事…
全てが合わなかった小学校とおさらばし、
枯れかけた植物が息を吹き返すように今は毎日いきいきと成長しているんです。
「学校楽しい♪😊」
たった一言、この言葉がずーっと聞きたかったんです(涙)
娘が小学生の頃は、毎日毎日色んな事を諦めているように見えたんですよね。
なのに
「自分には今の状況を変えられない」
という事をすでに小1の頃から知っていた娘は、ひたすら毎日死んだような顔で耐えていました。
人生を諦めている娘の顔を見ていた私は、毎日辛くて辛くて
「絶対に受験を成功させて、世の中には楽しい学校生活もある事を知ってほしい!」
と、その一心でした。
だから私にとっては
合格=プライスレス
なのです。
300万かかったな…(ー_ー;)
なんて言ってる場合じゃないんです。
中学受験はなんだかんだ大量の知識を頭に叩き込まないといけない場面も多く、御三家中学入試レベルの算数は大人でも難しいほどの、高度な知能も必要とされます。
ホントにこれ必要か??
と思われる問題も、娘は沢山解いてきました。
なので、
中学受験=子育ての正解
とは全然思いません。
あくまでも我が家にとって必要な選択肢だっただけです。
決して
御三家中学合格
=大満足=高コスパ
ではないです。
娘が楽しく学校に通っていることが確認できなければ、合格したとて我が家の受験は失敗でした。
親を信じて受験勉強を本気で頑張った分、合格した学校が楽しくなかった場合、
娘は今度こそ人生に絶望していたかもしれません。
中学受験は毒にも薬にもなります。
「中学受験をする!」
と決めた時からコスパうんぬんではなく、
受験が子供を殺す毒となる可能性もあることを、親は充分理解した上で、
“何があってもあなたが大切”
“それは決して合否に反映されない”
というメッセージを受験勉強とセットで伝えるべきです。
↑※偉そうに言ってますが、当時の私は
到底できてませんでしたね…。
子供は中学生になった自分の姿をいまいちイメージできないまま、
親だけを信じて「中学受験」という冒険船に乗ったのです。
健気じゃないですか…(涙)
親を信じていなかったら、自分が失敗して傷つくリスクがあるのに、大変な受験なんてきっと頑張らないでしょう。
「船に乗った」だけで、誉めてあげなければ。
そして親も一緒に船に同乗して、
結果がどうあれ
「いい旅(中学受験)だったね😊」
「ナイスチャレンジ!👍」
と、プラスの印象を子供に残してあげられたら…
…いや、違う。
最終的に親が「中学受験をする」と決めたのだから、
なんとしても「やって良かった」という結論に持っていかなきゃいけないとダメなのでしょう。
そうやって「結果」ではなく
「チャレンジ過程」を誉めてもらえた子供は、
きっとまた恐れることなく
別の冒険船に乗り込もうとするはずです。
これこそ、親が子供に身につけて欲しい力ですよね。
↓※中学受験で御三家中学を目指すなら思考力を鍛えておいた方が断然有利だと実感。
幼児から始めると小学校高学年で焦りません。